豊胸バッグ・インプラントバッグと悪性リンパ腫との因果関係

現在、豊胸インプラントバッグがリンパ腫との因果関係が示されています。

最初に断っておきますが・・・
豊胸バッグのリスク・合併症について今まで記載してきていますが、
このようなことも起こりうるということを知って豊胸バッグを使用した手術に臨んでいただきたいもの。

ですが、

「豊胸バッグを入れたらこの血液のがん(ALCL)=悪性リンパ腫になる」と仮定しても、人口1000万人に対して60人。

一方、現在国内での「乳がん」になる人は、人口10万人に対して80人です。
よっぽど、乳がんを心配して、たまにはお風呂で乳房チェック、40歳以上は1年に1回乳房検診を行う方が賢明かもしれませんね。

さて2回にわたって書いてきましたが、まだ様子見という感じで、さらに数年経過をみていかないと確定なことは言えないでしょう。
即=危険ということはないようなので、慌てなくてもよさそうです。

先月の徳島・形成外科学会では1演題だけ乳がんと悪性リンパ腫のことを少し触れていたのみでした。

少しでもリスクを生じる可能性がある場合、国民に徹底して知らせるというシステムはさすがアメリカ。

日本(厚労省)では豊胸バッグを入れている人に対しては一切関知しないし、今後も関知することもないでしょう。

原爆問題もしかり、日本はリスクに関しては疎いというか、あまり考えたくない国なのでしょう。

この病気の原因はシリコン豊胸バッグに対しての反応なの?

シリコンは以前より体内に無害といわれてきましたが、身体にとっては「異物」ということには変わりがありません。
経験的には数年してからだに異変、不調を訴える患者さんは少なくありません。

結構バッグを入れているひとに被膜内に水が溜まっているひとは経験的に多いです。
特に、MRI検査をすると水が溜まっているひとも多いのが実情です。

FDAによれば、水が(極端に)溜まっている人は要注意ということなんだけど、
常に水が溜まっているということは、何年も入れている場合には常に「炎症」を繰り返しているということなのでしょう。
常に炎症をしているとそれが引き金になって「がん化」するということなんでしょうかね・・・

※一般の病気(がんなど)も常に細胞に余計な刺激を与えていると「がん化」することがあります。
豊胸バッグに水が溜まっているMRI
豊胸バッグをいれているひとのMRI。
何年も経っているのに少量水が溜まっている。(矢印)
炎症を繰り返しているのだろうか?
たまたまMRI検査をして水が溜まっていることがわかった例。

リスクと利益
まだまだわからないことも多いので、これからシリコンバッグを入れる予定のひとは、今は大丈夫といいながら、今後可能性は低いけど、起こりうるようなリスク(わかれば苦労しないが)が生じることもあると覚悟しておいたほうがよさそうです。

ただ困ったことに、これから豊胸をする人には、このような情報も入ってこないだろうし、日本の美容外科医があえてゼロに近い頻度で起こりうるリスクをわざわざ説明するかは疑問です。

今後の課題
今後このような病気も起こりうるとした前提で各機関が検査すれば、報告される人数は増えるでしょう。
ただ、日本に限って言えば、何かの病気になっても、豊胸をしたということを主治医にわざわざ説明しないことが多いので、日本では今後の正確な人数は把握できないかもしれません。

日本の美容外科医などもこれらのことを頭に入れていないと診断はスルーされるかも。
1000万に60人(すべてに検査しているわけではありませんが)、17万に1人!だけど、

今や女性の20人1人は乳がんになり、毎年人口10万対80人が乳がんになることを考えれば・・・
このリンパ腫は「気にしないでいいかっ」という割合?
それとも・・・
あなたなら「自分に限って・・・」と思うでしょうか?

以上4回に渡って書いてきましたが、
あまり神経質にならないで、乳がんチェックでもたまにはしてくださいね。

豊胸バッグにまつわる過去のコメント

「気にしないでいいかっ?」
はい、いいと思いま~す、というか、乳がんとか他の疾患と同じように、ゼロじゃないよ、ということをわかっていればいいと思います。

17万人に一人でも、それが自分に当たっちゃうときは当たっちゃうんです。飛行機事故と道路の交通事故を比較するみたいな感じでしょうかねぇ???数年でも豊かな胸を楽しみたいという方は手術しちゃうでしょうしね。
美容外科の先生が全員こういう細かな危険を説明しているわけじゃないのも事実でしょうし。
なんだか難しいけど、手術を受ける人の考え方次第ですね…。

裏窓ドクターの回答
数年でも・・・
豊胸バッグ入れるすべてのひとがトラブルに見舞われるわけではありません。

ですが、数年すると調子が悪くなる人が多くなるのも拒めません。「数年でも豊かな胸を楽しみたい」という表現はずばりですね。

豊胸バッグ手術をして、何千マンも稼いだ(どのような形でかは聞きませんでしたが)という患者さんがいました。

それとは引き換えに、セックスは楽しめなかったと言っていましたが・・・おおいに結構。将来どのようなことが起こりうるのか?を知った上でおこなうのならまったく問題ないでしょう。

ただ、医師の説明不足も否定しきれません。

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