豊胸バッグのシリコンが漏れる?

まずは、この写真のバッグを見てください。
豊胸バックの漏れ

納豆の糸のようなネバネバ、確認できるでしょうか?

これは、8年前に入れた豊胸シリコンバックですが、実は破損していないのです。

現在のタイプとは違って、ジェルタイプで膜が破れると中身がどろどろでてきてしまいます。

通常手術して取り出すときには、バックの被膜を可能な限り指で穴を開けます。

どうして、って?

ハサミで被膜を切ると中の豊胸バックまで破れてしまうこともあるからです。

なるべくシリコンが漏れない状態で取りたいじゃないですか~。

さて、そんな手術手技なんて興味はないでしょうから、話をすすめましょう。


破損していないのに漏れている

で、被膜の穴に指を入れたら、
「指の感触は、ドロドロです」
なんだ~、指でやったのに豊胸バックまで破けたか・・・

と、すべてを取り出したところ、
豊胸シリコンバックの破損はなく、少しずつシリコンが膜から染み出てきたものでした。
結構な量が出てきました。
今回はその写真だったんですね。
豊胸バック漏れ
バックには明らかな破損はありませんでした。
シリコンは変色して黄色になっています。

破損してるのに取らなくてもよいと言われた?

この患者さんはなぜ心配で取りたかったのかというと、ワキを締めたり緩めたりすると、パコパコワキから異音がしてきたので、破損しているのでは?と思い大学に行ったとのことでした。
ところが、某大学病院では「破損はしていないようだから、取らなくてもいいでしょう」とのことだったのですが、本人はやはり心配で取る希望が強く当院に相談に来ました。

確かに、MRIでは被膜の外に漏れている状態ではなくても、豊胸バックは破損していることはあります。
まあ、バックを包んでいる被膜の破損がなければ、バックの中身(シリコン)が被膜の外の組織には漏れませんので・・・

でも、結果的には患者さんの思うように取ってよかったと思います。
だって、被膜の中とは言え、豊胸シリコンが漏れていて、パコパコと音までするからやっぱりイヤですよね。。。

被膜は破けていない状態で保たれていても、豊胸バックが破損損してシリコンが漏れていることはいくらでもあるということなんですね。

さて、今回もみなさんに不安の種を蒔いているわけではないですよ。。。。
あくまでも、こういうこともあるとみんなに知ってもらうためです。

※今回のケースは、シリコンジェルタイプです。
現在シリコンジェルタイプは使われていません。
ちょうど7~8年前の豊胸バックは、生理食塩水、今回で紹介したジェルタイプ、コヒーシブタイプ(この時期の新製品)、CMC(ハイドロジェル)が混在していた時期ですので、なにが入っているかは、取りだして初めてわかる場合もあります。

ではでは。

次回の豊胸バックの「予告」
取りだしたバックの変色、破損の具合~かなり変色していたり、漏れが激しかったりと~
なにが違うのでしょう?
たくさん取りだしていて、気付いたことがあります・・・
では、またお楽しみに!

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